2019年11月16日(土)、高島市内三カ所の生産農家さんや施設を巡っておにぎりを堪能できる「サトパス 《新米で高島を結ぶ》タカシマオムスビツアー」(通称サトパス)があると棚田ハウスの橋本昌子さんから伺いまして参加してきました。
婚家もお米を作っているため、高島市内の他の生産者さんのお米を食べる機会はありません。食べ比べることができるなんて楽しそう!とお友達家族と参加してきました。
まずは高島町の畑地区。朝の連続テレビ小説「スカーレット」でも初期のロケ地としてこちらの地区が使われたそうです。高島が撮影地に使われると嬉しいですね。
市内外から訪れた小学生と保護者。バスから降りて、会場へ駆けあがる子どもも。傾斜がある道をアキレス腱にアプローチしながら歩く。これはいい運動。
おにぎりカフェとして高島町勝野で営業されている白湖さんや真楽菓さんなど。素敵な面々も、おにぎりスタッフとして現地の方のサポートに来られ腕を揮って下さいました。
畑地区のワンショット。奥のぼんやりと映るのは棚田ハウスさん。2018年の秋は棚田ハウスさんのカレーパーティでお世話になりました。畑地区も紅葉が始まっていました
最初はマキノ産木製まな板と、高島ちぢみでできた手拭いがお土産に頂けるとあってそれも目当てに楽しみにしていたのですが、参加してみると、それぞれの場所でお米のお土産も頂いて大盤振る舞い。
ツアーで頂いたお土産。畑の棚田米、朽木まるきゅうさんの夕やけミルキー。今津町椋川のコシヒカリ。そして高島ちぢみのてぬぐい。ミニまな板プレート(マキノの木工屋さんが丁寧に仕上げて下さっていました)せっかくなので、もっと大きいサイズのまな板が購入出来たらいいなぁ
また、各地の美味しいお米の秘密だったり、高低差が産む美味しさが詰まった地域の漬物だったり。
畑地区で漬けられる「畑漬け」は後味にじんわりピリリと爽やかな辛さが追いかけます。そこまで塩辛くないのもあって、手が止まらくなりそうで。この、畑漬け名人のきみこさんお手製の畑漬けが美味しくて買いました。
普段知る機会のない生産者さんの説明を聞けて、非常に楽しかった。より高島が好きになりました。
畑漬け名人のきみこさんが握って下さいました。
おにぎりのおトモ、漬物も付いて。畑の棚田米は、甘みとしっかり粒立った感じが印象的なお米でした。寒暖の差の厳しい地域柄の味わい。力強さを感じました。
お味噌汁も。
秋の空とこの景色が、ご飯をさらに美味しくする。
場所は変わって、朽木へ。
朽木まるきゅうさんでは黒米も作っておられます。黒米と「秋の唄」の組み合わせたものだそう(左)。白蒸しのような甘さに粘りが強いミルキークイーン(右)は、生産者に左右される難しいお米に対し、秋の唄はオールマイティ選手。ほどよい硬さもあって、黒米との相性も良かったです。青大豆の炊いただけのものも頂きました。味が詰まってる!
まるきゅうさんから、古代米の稲穂を見せて頂きました。穂の赤いのが実は緑米。背の低いのが黒米。これは意外でした。
あえて出汁を使わずの味噌の味が分かる味噌湯と手前の濃いのが黒米茶。凄く香ばしかったです。
今後、まるきゅうさんの和菓子の材料にも使う予定しているという紫頭巾という豆。大粒で美しいです。蒸すとほくほく甘い。商品化が楽しみ。
子どもたちによって争奪戦が繰り広げられるまるきゅうさん特製おかき。優しくて香ばしい。藤樹の里あどがわなど、道の駅に売っているそうですよ。大袋で欲しい。
朽木鯖街道。この通りの風情も良かったです。
昭和ノスタルジーな看板に思わずシャッターを切る。
この日の最終地点、今津町椋川へ向かうため、バスまで走る子どもだち。元気だなぁ。
続いて会場は椋川。
おっきん椋川交流館の囲炉裏に併設されている竈でお米を炊いてくださいました。
香りで炊き上がりの頃合いが分かるのだとか。
炊き上がったご飯の香りが漂います。
炊きたて熱々。
最終地点の椋川では、子どもたちも自分でおにぎりを握ってみよう!とWSもして下さいました。お味噌は1年みそ、2年みそ、、3年みそ。好みの味を選んで御出汁で溶いて頂きました。美味しかった~~~。椋川はコシヒカリ。慣れ親しんでいる味に、「帰ってきたね~」とお友達のママさんとうなづく。
この日なまずさんの減災アクションクラブの研修で参加できなかった息子にお土産にしてあげようと、主人がにぎっていると…娘がおかわり!と手を伸ばします。最終地点でおなか一杯のはずだけど、美味しさが勝ったようですね
囲炉裏。またこういう炎って、延々見ていられるんですよね。良い時間でした。椋川の皆さん、ありがとうございました。
家族の感想はというと…
娘は畑地区のお米が一番!と言い
夫は白蒸しのような食感と風味の朽木の「ミルキークイーン」。
私は食べなれた「コシヒカリ」(椋川)にほっこりしました。(※ちなみに、高島では「ほっこり」=「疲れた」という意味の方言になるそうです。ここではホッとしたの意味)
お土産袋も可愛かったです
まさかお米の好みがここまでバラバラとは…。お土産に頂いたお米を大切に頂きながら、高島の秋の恵みに感謝しようと思いました。
かわしま
高島市民が地元のお米を食べ比べ、地元の良さを再確認できる機会というのは本当によいイベントだったと思います。
企画された公益社団法人 高島青年会議所の方々、ありがとうございました!また高島の良さを再発見し、堪能できるイベント企画を楽しみにしております!
公益社団法人 高島青年会議所さんHP「サトパス 《新米で高島を結ぶ》タカシマオムスビツアー」
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