
神猿が見守る大社にて墨をはらいますれば
我が心
写し出したる二枚に笑う
人形(ひとがた)見送る
夏越の大祓の終い
川から霧が立ち登り
直ぐ様消えてしまった

まるで川霧が飲み込むように
半年の穢れをかっ拐って
早々と跡形もなく
霧散したかのようだった
その刹那のショーに
目を丸くして
しばし佇んだ
なにやらたくさん有りましたかと
足取り軽く雨上がりの帰路
しっとり濡れる水無月の終わり

ご教授くださいました書家・奥田美穂先生、よいお時間を有り難うございます。
ワークショップの名前の通り、どなたでもお気軽に書を親しむことができる会でした。(要予約・詳細は下記リンク先にて)
上手下手ではなく、そのお時間を楽しむことで、新たな発見があるのかもしれません。
この会では、祓詞のお手本を見ながら(下に敷いてもOK)しん、と静まった会場で集中して書く。2枚書いて、一枚はお祓いをしてくださるのとことで、奉納しました。

この日は大社内の静かで清らかな空気を吸い、季節の移ろいに目をやるという時間の大切さもひしひしと。
あれこれと思いめぐらせ考える日々。そんな方にもぜひ。
2019.6月末 日吉大社にて


時折、日吉大社で祓詞とやさしく書いて読むワークショップをされているようです。講座のお知らせを確認したい方はこちら⇒★。
奥田先生の撮影されるお写真も素晴らしいので是非覗いてみて下さい。
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